部活動報告【文学部】水野大雅先生より(画像あり)

   

  文学部顧問水野です。

  

  先の全国高校生歴史フォーラム2010における優秀賞受賞をうけて、先週末に、主催大学であります奈良大学におきまして、研究発表会に参加をして参りました。

  

  受賞をした5H岡本君をはじめ、全国から受賞者が発表をし、考古学・歴史学の先生方からご講評を受けてまいりました。

  

  全国のレベルは非常に高く、例えば、鹿児島県志布志高校の発表では、志布志が薩摩ではなく、日向であったこととその後の変遷を調査し、教科書や資料集における図版の誤りを指摘していたり(来年度から改訂されるということです)、高知県の高知東高校の研究では、2つの集落の神社・祠を丹念に調べ、その相違だけではなく、中央の神と地元の神の多層性にまで言及しておりました。いずれも高校生らしい素朴な疑問から、丹念な調査や裏づけのもと論及するといったもので、岡本君も圧倒されながらも、発表をこなして参りました。

  

  また、あわせて、奈良大学の教授による奈良町・平城京の現場をつかってのレクシャーが行われ、一般の観光では味わえない奈良の古代・近世の姿を知ることが出来ました。

  

  古典研究部門は高1がおらず、中学も1年生のみなので、来年度も続けて、というわけにはゆかないとは思いますが、今後とも地道に調査を続けて、全国の素晴らしい研究に負けないものを発表して行けたらと考えております。

  

  また、先日の読書週間では、多くの方に、ご来場いただき、大変ありがとうございました。あわせて感謝申し上げます。

1 Comments.

  1. 志布志高校の発表内容はスゴイですね。
    その中でオカケンは最優秀賞とはなかなか。