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英語学学さんからの質問⑫

<質問>
なぜ次の英語は間違っているのでしょうか?
×Not any of the students came here.
×Any of the students did not come here.

<回答>
学学さん!someとanyは面倒なルールがたくさんあるのですが、出題されるものは決まってます。安心してください。ご質問の様に、A of Bの形で使われるanyには注意が必要です。このA of Bは「部分のof」で、AもBも名詞、A of B全体でも名詞になりましたね。こんな具合です。
この本の中でどれか必要なのがあれば、貸してあげます。
If you want any of the books, I will lend you some [of the books].
someやanyが名詞なら、普通はA of Bの形になるか、of Bが省略されているかのどちらかです。さて、「部分のof」はBという全体の中の一部とか、大部分とか、全部などのように、Aでその数量を表現しています。ですから、Bは全体の数量がハッキリしていないといけません。それが分からないと、一部とか大部分とか全部などと言えないからです。だからBの部分は可算名詞なら「the+名詞の複数形」の形になります。では、次の英語はどうでしょうか?
その本の中には欲しいのがありません。
I do not want any of the books.
=I want none of the books.
ここに「not any of」という形が出てきます。参考書や問題集はこの部分だけを取り出して説明しているので、「not any of」という形があるような気がしますが、実際にはnotとany ofは離ればなれになっています。ですから、正確には「not~any of」と書かないといけません。そして、この英文はnone ofを使って書き換えられました。では次の英語はどうでしょうか?
そこにいた人は誰もそのことを知らなかった。
None of the people present knew the matter.(◎)
=Not any of the people present knew the matter.(×)
ここがポイントなのですが、A of Bが主語になるときには注意が必要です。これは頻出です!さっきはnot~any ofをnone ofにすることができたのだから、これも大丈夫そうな気がしますよね。でも、思い出してください。「not any of」という表現は存在しませんでした!だから、この書き換えは成立しません。では、次の英語はどうでしょうか?
そこにいた人は誰もそのことを知らなかった。
None of the people present knew the matter.(◎)
=Any of the people present did not know the matter.(×)
さっきは「not~any of」が「none of」になったのですから、これも大丈夫そうですよね。でも、notの位置がいけません。「Any of the people present~」まで読んだら、「そこに出席していた人は誰でも~だ」という意味を期待しますからね。だから、notはany ofよりも前にないといけません。あ、だからと言って、Not any ofを主語にしてはいけません!次回はnone ofとnothingの違いを勉強しましょう。
P.S.
実は、上の説明の中で薮下は1つだけウソをつきました。どこだか分かりますか?答えも次回の講義で一緒にやります!

「話す系」の動詞①

「思う系」と同じで、「話す系」の動詞もたくさんあります。日本語にも「話す」「しゃべる」「言う」「吐(つ)く」と色々あります。talkとspeakは「口から言葉が出る」です。言い換えると、話すという行為を意味します。talkは相手が必要で、言葉のキャッチボールをする時に、speakはその人の口から言葉が出ると言ってるだけで相手は必要ありません。こんな具合です。
あいつらはいつもおしゃべりをしている。
They are always talking.
彼らは何も言わなかった。
They didn’t speak a word.
talkを使うと、彼らがお互いに言葉を交わしていることになります。一方、speakを使うと、彼らの口からは言葉が出なかったと言ってるだけで、言葉を交わしたかどうかは関係ありません。さて、speakは後ろに「何を」が来てるのが分かります。つまり、speakは他動詞として使えます。だから、「英語を話す」というのも口から言葉が出るわけですからspeakを使います。
彼女は英語がペラペラだ。
She speaks English fluently.
でも、talkの後ろには「何を」が来ません。つまり、talkは自動詞としてしか使いません。もし誰かと何かについて話し合いたい場合には「前置詞名詞」にします。こんな具合です。
私たちは弁護士とそのことを話し合った。
We talked with a lawyer about the matter.
lawyerは「弁護士牢屋から出してもらった」と覚えます。matterは「またその事(問題)なの?」と覚えます。「talk with人about事」と覚えておくと簡単です。次回は話の内容を言いたいときに使うsayとtellについて勉強します。

英語学学さんからの質問⑪

<質問>
これはシステム英単語の第5章、多義語の所に載っている例文です。
The man struck me as strange.
このasは「様態のas」でしょうか。もし「様態のas」なら、その後ろに来るのは名詞なはずですが、この英文のstrangeは性質を示す形容詞に思いました。
<回答>
学学さん!単語集に倒置省略挿入の混じってる例文を使ってはダメですよね!単語を覚えるのも大変なのに、そこに文法的な負荷が加わったらやる気がなくなります。単語集の例文はパッと見て意味が通じないといけません。
この例文はbeingが「省略」されています。本当なこんな英語でした。
この人は変わった奴だなという印象を私は受けた。
The man struck me as being strange.
このasは学学さんの言う通りで、「様態のas」の前置詞です。前置詞ですから、直後は名詞でないといけません。でも、strangeはどう見ても形容詞ですよね。だから、パッと見では文法的に間違ってます。
よく省略されるのはit isやthere isとその変化形です。あ、変化形というのはit wasとかthey are、there wasのことです。それと同じくらい多いのがto beやbeingです。分詞構文でもbeing 過去分詞のbeingは省略されますよね。それと同じです。
このシス単の例文もbeingが省略されています。ですから、文法的には正しい英語です。でも、単語集の例文としては良くありません!

「思う系」の動詞④

さて、世の中には「右利き」でも「左利き」でもなく、左右どちらの手も自由に使える子がいます。「思う系」もそうで、「何を to be どの様に」でも「何を as どの様に」でも両方使えるものがあります。こんな具合です。
私は彼女のことを素敵な女性だと思う。
I take her to be a charming person.
=I take her as a charming person.
takeは「取る」が原義で、「AをBだと受け取る」から「AをBだと思う」の意味が出てきました。あ、前にやったconsiderも両方使えます。こんな具合です。
私は彼女のことを素敵な女性だと思う。
I consider her to be a charming person.
=I consider her as a charming person.
4回に渡り、「思う系」の動詞を勉強しました。実は、中学では習わない「思う系」の単語があって、regardといいます。「 利(益)ガードする奴と彼を見なす 」と覚えます。これは「何をasどの様に」で使えます。こんな具合です。
私は彼女のことを素敵な女性だと思う。
I regard her as a charming person.
ここに高校生向きの講義が載ってます。興味のある子はのぞいてみてください。あ、こっちの講義の方が丁寧で分かりやすいと思います。

「思う系」の動詞③

「AをBだと見る」が「AをBだと思う」になったのがseeです。こんな具合です。
私は彼女のことを素敵な人だと思った。
I saw her as a charming person.
昨日のthinkやbelieveと違うのは、「何をto beどの様に」ではなくて「何をas どの様に」になってるところですね。このasを「様態のas」と言います。意味はそのままで「どの様に」です。こんな具合です。
私がやようにやりなさい。
Do as I do.
asの後ろにSVがあるので、このasは接続詞です。では、次のはどうでしょうか?
彼は女の子のような格好をさせられた。
He was dressed as a girl.
asの後ろには名詞があるので、このasは前置詞です。あ、前置詞とは「名詞の(ことば)」ですからね。
「女の子のような格好をさせられた」は「女装した(させられた)」という訳も付きます。さて、この「様態のas」を「思う+何を+asどの様に」の形で使うのです。lookを使うとこうなります。
私は彼女のことを素敵な女性だと思った。
I looked on her as a charming person.
lookのままではA look Bで「AはBのように見える」の意味にしかなりません。「AはBを見る」にするにはonやatを付けます。こんな具合です。
僕はいつも物事の明るい面を見ます。
I always look on [or at] the bright side of things.
look on Aもlook at Aも両方とも「Aを見る」なのですが、onの方がちょっと文語的で硬い表現です。このlook onを使って「AをBだと思う」の意味を表現しているわけです。でも、残念ながらlook at A as Bにはなりません。ここら辺が言葉の面倒くさいところです。あ、もっと面倒くさいことを言うと、こんなのもあります。
私は彼女のことを素敵な女性だと思った。
I thought of her as a charming person.
=I thought her to be a charming person.
もうこれは覚えるしか仕方ありません。

思う系の動詞②

さて、前回勉強した「思う系」ですが、よく「思う+何を+どの様に」の第5文型(SVOC)で使います。こんな具合です。
僕は彼女を素敵な人だと思う。
I think her to be a charming person.
to beがよく分からないと思います。どうしてto beが付くのかと言うと、「どの様に」は形容詞じゃないといけないからです。a charming personのままでは名詞なので、to beを付けて形容詞にします。あ、不定詞は形容詞としても使えましたね。こんな具合です。
今日読む本
a book to read today
to read todayがbookを飾ってます。ま、「何をto beどの様に」がセットになってると考えてしまうと簡単です。でも、いつも「何をto beどの様に」とやってると面倒くさいので、このto beはほとんど省略されます。こんな具合です。
僕は彼女を素敵な人だと思う。
I think her to be a charming person.
believe、hold、assumeはこれと同じ使い方ができます。こんな具合です。
僕は彼女を素敵な人だと思う。
I believe her [to be] a charming person.
I hold her [to be] a charming person.
I assume her [to be] a charming person.
さて、「思う系」には「AをBだと見る、見なす」が「AをBだと思う」になった表現もあります。「見る」ですからlookやseeが使えます。これは次回のお楽しみです。

思う系の動詞①

「思う」、「考える」を英語にするとき、先ず思い浮かぶのがthinkです。これって、よく考えたわけじゃなく、何の根拠もなく「そう思う、考える」という意味です。
彼女はウソを付いていたと思う。
I think [that] she was lying.
あ、「ウソをつく」というのはlie – lied – lied – lyingです。「あんたが言うことはウソだと知ってらい!」です。進行形にするときは、eで終わる動詞はeを取ります。それでもiが残るのでiingにならないようにiをyにします。
何の根拠もなく、ただそう感じてるだけですからfeelと同じです。
彼女はウソを付いていたと思う。
I feel [that] she was lying.
何の根拠もないのにそう思い込むことをassumeといいます。「明日、無理だと思う」という覚え方もあります。一緒に映画に行きたいけど、明日は無理!です。
彼女はウソを付いていたと思う。
I assume [that] she was lying.
逆に、じっくり考えてそう思う場合にはconsiderを使います。
彼女はウソを付いていたと思う。
I consider that she was lying.
「防犯カメラは監視だ思う」です。さて、「強くそう思う、考える」場合にはbelieveを使います。believeは「信じている」ですが、「思う」「考える」でも使えるわけです。
彼女はウソを付いていたと思う。
I believe [that] she was lying.
彼女がウソを付いていたという気持ちを強く持っている、という意味でholdが使えます。holdは「しっかり手に持つ」とか「握る」が原義ですが、「ある思いをしっかりと心に持つ」から「ある考を強く心に抱く」という意味になりました。
彼女はウソを付いていたと思う。
I hold [that] she was lying.

英語学学さんからの質問⑪

<質問>
ここで「希望系」の動詞は否定文にしないと書いています。では「望まない」とか「希望しない」の意味をhopeやfearではどう表すのですか?
<回答>
学学さん!英語には「望まない」とか「希望しない」という表現がないわけではありません。こんな具合です。
僕はそこに行きたくない(行くことを望まない)。
I don’t want to go there.
僕は彼女にそこに行って欲しくない。
I don’t want her to go there.
wantは単に「望む」だけなので、否定文にして「望まない」としてもおかしくありません。でも、hopeは「良いことが起こるのを望む」ですから、否定文にしません。だって、人間は誰でも良いことがあるといいなあと思うからです。こんな具合です。
天気予報では明日は晴れです。
A: The weather forecast says it will be fine tomorrow.
そうなるといいですね
B: I hope so.
Bさんは晴れて欲しいわけです。Bさんにとって「良いこと」とは明日晴れることです。だから、天気予報が雨だったら「雨が降って欲しくない」ではなく「雨が降らないで欲しい」となります。
天気予報では明日は雨です。
A: The weather forecast says it will rain tomorrow.
そうならないといいですね
B: I hope not.
notはI hope it will not rain tomorrowのnotだけが残っています。つまり、「Bさんにとって雨が降らないことが「良いこと」ですから「雨が降らないことを望む」となります。hopeは否定形にはしないのが分かりましたか?

日本の劣化①

今、映画の字幕を見ていたら、I like your enthusiasmが「そう意気よ」になってました。「その意気よ!」のはずでしょうね。翻訳原稿もそうですが、今の日本は誰もチェックしないのですか?!昔と違って随分いい加減になってます。そこかしこでチェックミスだらけです。どこかにconscientious(真面目)にやっている子がいるのでしょうかね?多分いないでしょう。この国のお先が知れます。

英語学学さんからの質問⑩

<質問>
(      ) was natural in view of his past, he was living in a shabby house.【正解④】
①What ②That  ③Such ④As
■彼の昔の考え方では当然のことなのだが、彼は簡素な家で暮らしていた。
この例文は先行詞がhe was living in a shabby house. だからなんでも飾れるwhichかasを使う→よって④ということでしょうか。
②は,(コンマ)があるから駄目ということでしょうか。
③は 形容詞か代名詞でしか使えないが代名詞としてなら使えるように思えるが意味的に駄目ということでしょうか。
①はコトモノwhatとして大丈夫だと思いましたがどうなのでしょうか。
<回答>
学学さんの言う通りで、先行詞が句や節の場合にはwhichかasで、慣用表現ではasを使うと覚えておけば大丈夫です。as is often the case withやas was mentioned in the beginningなどの「as is 形容詞」系に注意すれば大丈夫です。
④以外の選択肢は,(コンマ)があるから駄目でOKです。つまり、文が2つコンマで結ばれることはありません。必ず接続詞が必要です。接続詞がないので接続詞の働きもする関係詞を選びます。あ、こんな英文は単文なら成立します。
彼の考えでは当然のことは、私には不自然だ。
What is natural in his view isn’t natural in my view.
そのことは彼の昔の考では当然のことだった。
That was natural in view of his past.
そんなことは彼の昔の考え方では当然のことだった。
Such was natural in view of his past.
whatは関係代名詞のこと・ものwhat、thatもsuchも指示代名詞で「そのこと」とか「そんなこと」です。でも、代名詞のsuchは古くて固い表現ですからこの文脈では普通は使いません。