バトン

CSR=Corporate Social Responsibility(企業の社会的責任) とは、

「有用な製品・サービスの提供、収益の獲得と納税、法令遵守などに加え、環境問題、社会問題への取り組み、社員のキャリアアップや仕事と家庭の両立支援などにも配慮していくべき」という考え方です。

日本は資本主義経済ですので、利潤の追求というのが企業の第一目的であるのですが、それだけではなく、企業は社会に対して環境・社会問題などに対して積極的に関わるべきであるということが新たな価値観として注目されています。

先日の「進路を考える日」に,非常に多くの方々が快く講師の依頼を受けてくださいましたが,これもCSRといえます。

  このような企業(社会人)の取り組みは、名古屋中学校・高等学校の教育の理念に合致するものであると考えます。名古屋中学校・高等学校では「紳士を育てる」という教育の理念を掲げています。

  紳士とは、周りの人や社会に役立つために自分を鍛えることができる人間といいかえることができるでしょう。

  つまり、勉強やスポーツで自分を鍛えることの目的は、もちろん「なりたい職業」に就いたり、自己実現をすること、お金をもうけることなどであるでしょうが、それと同時に、社会の一員として社会に貢献するためでもあるのだということができるのです。

さて、CSRという考え方は、現在就職活動をしている大学生にもまだまだ馴染みのないことであったり、企業選択の際の要素としてはさほど関心が高くないもののようです。むしろ、「自分の能力や適正を活かした仕事ができるか」どうかを最も重視しているようです。しかし、これからの社会のあり方として、このような考え方・価値観がもっと重要視されるでしょうし、君たちがこのような考え方の担い手として社会で活躍しなければならないと私たちは考えます。

 

本校OBを中心とした,「進路を考える日」講師の方々は,まさに「名中・名高の精神」を体現されている方々であるとかんじました。

 

125年前にクライン先生が名古屋で小さな学校を創設されてから現在に至るまで,

良い時も,悪い時も,

その時代時代の名中・名高の方々が,

諦めずに「今」に繋ぎ続けてきたバトンをしっかりと受け取り,

現役諸君には,そのバトンをさらに未来に繋いでもらいたいですね。

もちろん,名高の精神の体現者として(^_^)v

 

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