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Vintageはクソ参か?!(26)

今回はVintageに載っている128の説明について考えます。先ず「メアリーは一緒に働くのが簡単である」という日本語がいけません。
▲「(メアリーは)一緒に働くのが簡単である→働きやすい」という文意が英文の骨格となる。「メアリーと一緒に働く」はwork with Mary。そのMaryが主語になっている点に注意。127で学習した形容詞の限定をする副詞用法だが、127と違い、前置詞withが文末に残る点に注意。
「メアリーは簡単だ」という日本語はありません。なぜこの日本語が間違っているかというと、「簡単だ」はあくまで「メアリーと一緒に働くこと」を判断した形容詞であって、メアリーを判断したものではないからです。分かり易く説明しようという著者の気持ちは分かりますが、ウソを言ってはいけません。
そもそも「快不快・難易・安全危険・不可能の意味の形容詞」は物事に対する判断を表現するときに使います。こんな具合です。
この問題を解くのは僕には簡単だ。
This problem is easy for me to solve.
=It is easy for me to solve this problem.
「問題」に対して「簡単だ」とか「難しい」という判断を下すのであれば、それは正しい表現です。普通は人に対して「簡単だ」とか「難しい」とは言いません。そして、128のように前置詞を文末に残したいのなら、こうなります。
このペンは僕には書きにくい。
This pen is difficult for me to write with.
=It is difficult for me to write with this pen.
やっぱり「このペン」に対して「簡単だ」とか「難しい」という判断を下しています。どちらも形式主語で書き換えることができます。でも、人を主語にして人に対する判断にしてはいけません。こんな具合です。
この問題を解くのは僕には簡単だ。
I am easy to solve this problem.(×)
このペンは僕には書きやすい。
I am difficult to write with this pen.(×)
でも、「人」に対してeasyやdifficultが使える場合が例外的にあります。それがVintageの設問128なのです(それさえVintageは説明していません)。こんな具合です。
メアリは一緒に働きやすい。
Mary is easy to work with.
=It is easy to work with Mary
形式主語Itの真主語はto work with Maryですから、「メアリと一緒に働くこと」をeasyだと判断しているのが分かります。このeasyは「物事」の判断ですからルール通りです。でも、Maryを主語にすることはルールに違反するはずです。では、どういう場合にこのルール違反が容認されるのかというと、次の条件を満たす場合です。
①不定句の末尾に人主語を入れて文が成立する
②easy to work withが「物事の判断」から「人の性質」になる
長くなったので、続きは次回です。

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