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第1課 「単語」(36)辞書の引き方・多義語の覚え方

「やり直しの英文法」の36回目です。今日も辞書の引き方について勉強しましょう。先ず、前でやった『ライトハウス』の「語義の展開」を見てみましょう。meaning2
一見すると、bearの意味の広がりを上手にまとめてくれてる様な気がします。でも、よく考えると「運ぶ→身につける」の意味の広がりってピンと来ませんよね。
意味の広がりには先ず「原因→結果」というのがあります。原因が先にあって次に結果がそれに続くので、「原因→結果」は時系列の順に起こる出来事を全部含んでいます。「運ぶ→身につける」の順番がおかしいのは、時系列を無視しているからです。これをひっくり返して「身につける→運ぶ」なら分からないでもないですがね。
意味の広がりにはもう1つ「抽象→具体」というのがあります。これは時系列とは関係なく、bearだと先ず「持つ」という特徴を抽出しておいて、次に具体的に何を「持つ」のかと発想します。つまり、「身につける」は「武器を身につけて持つ」ということだし、「心に抱く」は「恨みや憎しみを心に持つ」だということです。「抽象→具体」は英語の論理展開そのもので、何かを人に説明するときにたどる自然な方向性でもあるのです。
さて、こう考えると「持つ」の方が「運ぶ」よりも根源的な意味だと気がつきます。じゃあ、次の「語義の展開」を見てください。
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これは薮下が考えたbearの「語義の展開」です。『ライトハウス』は「運ぶ」を原義としてましたが、薮下は「持つ」にしてみました。この「原義」というのは、その言葉が持っている根源的な意味を抽象的に表現たものです。bearの原義が「持つ」で、次に具体的に何を持つのかを考えるのが「抽象→具体」の意味の広がりでしたね。それが①「子を持つ」、②「重い物を持つ」、③「責任を持つ」です。「重い物を持つ」→「重さに耐えて運ぶ」には「原因→結果」の意味の広がりがあります。同様に③の「責任を持つ」→「支える」にも「原因→結果」の意味の広がりがみられます。ね!こっちの方が自然で分かりやすいでしょ!!
この様に、辞書が提供してくれる情報を鵜呑みにせずに、自分でよく考えて加工してみると良いでしょう。その時に「原因→結果」と「抽象→具体」の意味の広がりを意識すれば、一見何の関係もない意味同士に意外な関係性の糸が見えてきます。
最後に薮下の得意な連想記憶術を1つ紹介しておきます。こう覚えればbearは完璧ですよ!! あ、最後の「くまった!」はただの冗談です。
子を産み身につけ運ぼうとしたが重さに耐えきれずに困った(熊った)!」

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