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第1課 「単語」(18)動詞にはbe動詞と一般動詞がある

「やり直しの英文法」の第18回目です。動詞を分類するにはいくつか方法があって、それぞれ動詞を分類する視点が違っていて、動詞を色んな角度から眺めることができるので面白いです。こんな具合です。
1.「be動詞とそれ以外の動詞(一般動詞)」
2.「自動詞と他動詞」
3.「動作と状態」
4.「日本語の発想で上手く行く動詞と行かない動詞」
5.「単体動詞と句動詞」
今日は「be動詞とそれ以外の動詞(一般動詞)」について考えましょう。
New Treasure English Series1」のLesson1では、be動詞を用いた文を学習します。その目標が「自分のことについて紹介できるようになる」ことだと書いてあります。これってとても大切なことで、be動詞の役割が良く分かります。つまり、be動詞は「イコール動詞」ですから「A is B」は「A = B」と言っているのと同じで、知らない人に色んな情報を提供するための文型が「A = B」なわけです。自己紹介も、自分のことを良く知らない人に「私カレン」、「私ここには不慣れ」、「私中国出身」と、相手が欲しい情報を提供してやるわけです。こんな具合です。
私はカレンです
I am Karen.
私はここの辺には不慣れです
I am new here.
私は中国出身です
I am from China.
上の日本語を見て、be動詞を「~です」とか「~である」の意味だと考える人がいますが、これは間違いです。英語のbe動詞は「イコール(=)」という単なる記号に過ぎませんから、「私カレン」、「私ここには不慣れ」、「私中国出身」と言っているに過ぎず、「です」とか「だ」とはちょっと違います。実際に、「~です」や「~だ」以外の訳語にもできます。こんな具合です。
私は名をカレンと言う
I am Karen.
私はここの辺のことをまだよく知らない
I am new here.
私は中国で生まれ育った
I am from China.
ほらね!「です」や「だ」なんて付いてないでしょ!だからbe動詞が日本語の「~です」や「~だ」の意味だと考えるのは、日本語にするときの都合しか考えていないいい加減な発想だということです。ま、最近は「~です」を助動詞とは考えず、「判定詞」と捉えているようですから、日本語文法もちょっとは進歩しています。
さて、「A = B」の赤い部分に注目してください。Karenは固有名詞だし、newは形容詞、from Chinaは「前置詞+名詞」で副詞、watching TVは現在分詞で形容詞です。
私はカレンです。
I am Karen.
私はこの辺には不慣れです。
I am new here.
私は中国出身です。
I am from China.
私はテレビを見ています。
I am watching TV.
今は色んなモノがBのところに来るんだな~と思っておいてください。Bについては、第2課の「文」のところで詳しく説明する予定です。次に、Lesson4のReadに出てくるCrab meat is in the rolls. 、Lesson5に出てくるHe is in the music room.なのですが、このbe動詞を「いる・ある」の意味だと普通は教わります。つまり、be動詞には「である」とは別に「がある、いる」の意味があると学校英文法は考えているのですね。こんな具合です。
カニの身が巻き寿司 [の中] に入っています。(L4)
Crab meat is in the rolls.
彼は音楽室 [の中] にいます。(L5)
He is in the music room.
ま、これも「カニの身巻き寿司の中」、「彼=音楽室の中」と考えれば良いわけで、be動詞をわざわざ「ある(判定)」と「ある(存在)」の2つに分類する必要はないと薮下は考えます。
さて、be動詞は、知らない人に情報を提供するときの文型、「A(主語)=B(説明)」で使う「イコール動詞」です。そして、それ以外の動詞を全部ひっくるめて「be動詞以外の動詞(一般動詞)」と呼んで区別しています。つまり、be動詞は「特殊動詞」と言っても良いくらい普通じゃないってことです。それだけ人に何かを教えてあげることは特別のことで、日常生活の中での行為・行動とは全く別のことだというわけです。
だから、be動詞は人称によって使い分けなきゃならないのに一般動詞はその必要がなかったり、疑問文や否定文の作り方が全く違っていたりするわけです。中学ではもっとbe動詞とそれ以外の動詞とを対比させて、be動詞の特殊性を強調した方が良いと薮下は考えます。

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