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第1課 「単語」(13)名詞が数えられない理由③

「やり直しの英文法」の第13回目です。今日は「③1つにつながっていて、輪郭や境目がハッキリしないので数えられない」名詞について考えます。
①1つしかないから数えない(固有名詞)
②いっぱいある(いる)ので全部は数えない(集合名詞)
③1つにつながっていて、輪郭や境目がハッキリしないので数えられない(物質名詞)
④見えないので数えられない(抽象名詞) ⑤数えても仕方がない(money)
milk
あたしはミルクが大好きよ。
I like milk very much.
ミルクは液体ですから、輪郭や境目がハッキリしていません。それにミルクが本来持っている形もありません。あ、左のようにビンに入っているようなとき、ビンがミルクの形のような気になりますが、これはビンが持つ形で、ミルクの形ではありません。だから、ミルクは無冠詞・単数形不可算名詞です。このように、輪郭や境目がハッキリせず、それが本来持っている決まった形がないようなモノの名前を「物質名詞」と呼びます。
 ink
前にここでやったインクやジャムもやっぱり輪郭や境目がハッキリせず、それ本来の形がないので物質名詞です。もともと数えられない物質名詞も、人間が便利な形に加工したり、容器に入れたり、分量を量ったりして数えます。こんな具合です。

 


1枚の紙(加工)
a sheet of paper
ボトルに入ったミルク(容器)
a bottle of milk
100㌘のジャム(分量)
100 grams of jam
ここで使っているA of Bは「単位・数量・種類のof」でしたね。さて、せっかくpaperが出てきたので「多義語」について考えましょう。上の例文のpaperは「」の意味で、人間が加工する前の紙は境目がハッキリしない原材料にすぎません。それをA4だのB5などという使用と販売に便利な形に加工するわけです。では次のpaperはどうでしょうかね。
僕はそのことを新聞で読んだ。
I read it in a paper.
漠然と何かの新聞だからa paperですが、自分がいつも読んでいる特定の新聞ならin the paperとします。この例文のpaperにはaがついているので可算名詞です。だから、物質名詞の「」じゃなくて、輪郭がハッキリしていてそれ本来の形がある「新聞」です。では、次のpaperはどうでしょうか?
小保方氏はスタップ細胞の論文でデータを改ざんした。
Obokata falsified data in STAP papers
今度のpaperは「新聞」じゃなくて「論文」です。論文には始まりと終わりがあるので、「新聞」と同じで輪郭がハッキリしていると考えて可算名詞扱いになります。彼女はSTAP細胞に関して複数の論文を書いていることが複数形の-sから分かります。ということは、paperは物質名詞で数えられない「紙」の意味と、普通の名詞で数えられる「新聞」や「論文」の意味があるということです。この様に1つの単語がたくさんの意味を持っている場合に、その単語を「多義語」と呼びます。特に英語の多義語は、その意味だけじゃなくて、それが可算名詞なのか不可算名詞なのかを考えなければなりません。
学校で使っている「システム英単語」は第4章までは普通の(いや、どちらかというといい加減な)単語集なのですが、第5章の「多義語のBrush Up」が優れています。この第5章があるから「システム英単語」を買う価値があると薮下は思います。後は、そんなにこだわりがない(つまり、あれもこれも詰め込まれて盛りだくさんになってない)分、とても使いやすい単語集に仕上がっています。だから、「システム英単語」を勉強するときに、この第5章は必修なわけです。これだけで、模試の点数が50点くらいは上がります。paperもちゃんと第5章に載ってますよ!

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