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第1課 「単語」(7)名詞が数えられない理由①

「やり直しの英文法」の第7回目です。今日からしばらく「不可算名詞」について考えてみましょう。数が数えられないっていったいどういうことでしょうかね。その理由には次の5つがあります。1つずつその理由を考えてみましょう。
①1つしかないから数えない(固有名詞)
②いっぱいある[いる]ので全部は数えない(集合名詞)←「全部は」を付け加えました
③1つにつながっていて、輪郭や境目がハッキリしないので数えられない(物質名詞)
④見えないので数えられない(抽象名詞)
⑤数えても仕方がない(money)
①1つしかないから数えない
Japan日本は1つしかないので「日本が1つ、日本が2つ・・」とは数えません。こういうのを「固有名詞」と呼んでます。普通は大文字で始めて無冠詞・単数形になります。こんな具合です。
あなたは日本の出身ですか?
Are you from Japan?
Japanは大文字から始めて無冠詞・単数形になっています。これは「New Treasure English Series State1」のLesson1に登場する教科書の中の最初の英文です。前置詞のfromは別のところで説明します。ここではfrom Japanの「前置詞+名詞」がセットになっていること、日本語では「日本から来た」なのに英語では逆の「from Japan」になっていることを覚えておいてください。さて、1つしかないものがすべて大文字で始まって、無冠詞・単数形かというとそうでもありません。
sun
太陽や月も1つしかありませんが、大文字では始まらず、冠詞のtheが付きます。こんな具合です。
彼女はいつも早起きだ。
She always gets up with the sun.
このtheのことを「唯一・絶対のthe」と呼びます。あ、薮下が勝手にそう呼んでます。他にもthe moon、the sky、the sea、the earthなどもsunの仲間で、薮下はこんな名詞を「お一人さま名詞」と呼んでいます。Japanなどの「固有名詞」は同じ種類のものと区別するために付けたそれに固有の「名前」です。Lesson1にはJapanの他に、AmericaやAustraliaが出てきますよね。これは同じ「国」という種類に分類される名前で、JapanはAmericaやAustraliaと区別するために付けられた唯一の名前なわけです。一方、太陽とか月はもともと1つしかないので、他のものと区別する必要がありません。こういう「お一人さま名詞」は固有名詞とは違って、目立たせるために大文字から始める必要はなくて、「唯一・絶対のthe」を付けてやれば良いわけです。あ、earthは1つしかない「お一人さま名詞」の場合はthe earthで良いのですが、銀河系にある他の惑星と区別するためのそれに固有の名前になると、それはもう「固有名詞」ですから、大文字で始めて無冠詞・単数形にしてやらなくちゃなりません。こんな具合です。あ、スピードは数えられます。つまり、地球の公転スピードと火星の公転スピードは別々の数値なわけです。
地球と火星は太陽の周りを異なるスピードで回っている。
Earth and Mars move around the Sun at different speeds.
まとめておくと、1つしかないものは数えません。だから1つしかないものは不可算名詞です。1つしかないものには、①同じ種類のものと区別するために名付けられた唯一の名前である「固有名詞」と、②もともと1つしかないので他のものと区別する必要のない「お一人さま名詞」の2つがあります。固有名詞は大文字から始めて無冠詞・単数形ですが、「お一人さま名詞」は大文字から始める必要はなく、唯一・絶対のtheを付けてやります。数えられないのだから、①も②も複数形になることはありません。
なんだか英語の数の考え方って厄介ですが、ちゃんと理解していないと英作文なんかではチョコチョコ減点されるので、後でボディーブロウのようにズシリと利いてきます。

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