Skip to content

夏のアブラゼミ 第9日目 A of Bを超キレイに訳出するには②

「夏のアブラゼミ」九日目です。今日もA of Bをキレイに訳出する方法を勉強しましょう。今回のも広島大学ですが、決して広島大学だけがA of Bを好んで出題しているワケではありませんよ!
【問題】
 We all know from a study of history the progress of the working people from a stage of barbarism to that of slavery, serfdom and later individual freedom.  In the early days of human history the wants of the masses were few and simple.
<広島大学>
【解説】
最初のfrom a study of historyは、昨日やったように「歴史の研究から」とやっても別に問題はありません。でも、studyが「研究する」という動詞から派生の名詞なので「Bする」の形に落とし込んでやると、俄然カッコ良くなります。言い換えると、「研究」という名詞じゃなくて「研究する」という動詞で訳出してやるわけです。
歴史研究することで
from a study of history
また、一日目でやったようにこれは「前置詞+名詞」の塊だから、他の部分から切り出して考える。すると、「主語」がWe all、「それがどうした」がknow、「何を」の目的語がthe progress of the working peopleだと分かります。ね!「前置詞+名詞」を切り出すのはとっても役に立つでしょ!
そして、この「目的語」のthe progress of the working peopleもA of Bの形をしています。このofは「所有格のof」と言って、同じ所有格の意味を持ってる「アポストロフィーs(’s)」で書き換えられることがあります。こんな具合です。
労働者が果たした進歩
the progress of the working people
=the working people‘s progress
あれっ?「Bの持つA」だったら「労働者が持つ進歩」じゃないの?と思っている子!確かに、所有格というのは「Bの持つA」なのですが、この訳語は所有格のほとんどの場合で上手く行きません。こんな具合です。
その家が持つ屋根
the roof of the house
=the house‘s roof
この「所有格のof」というやつは「Bの持つA」とやるよりも、禁じ手の「BのA」が上手く行きます。
労働者進歩
その家屋根
次に出てくるのはa stage of barbarismのA of Bですね。このstageは「段階」とか「状態」の意味の名詞です。そして労働者たちがいる「状態」が何かというと「未開」なわけですから、「労働者の状態=未開」の等式が成り立ちます。この様に、ofがイコールの働きをするような場合、そのofを「同格のof」と呼びます。こんな具体です。
リンダという名前
the name of Linda
朝早く起きるという習慣
the habit of getting up early
これはそれぞれ「the name Linda」、「the habit getting up early」という等式が成り立ってますね。そしてもう1つの特徴は「BというA」の訳語が当てはまることです。広島大のやつにも「BというA」が当てはまります。
未開という状態
a stage of barbarism
さて、次のA of Bは that of slavery です。これを考える前にその周りを良く見ると、from A to B が見えてきます。これは接続詞ではないのですが、AとBを結んでいることには変わりないのだから疑似接続詞のようなもの。だから、やっぱり結ばれてるAとB はsymmetricな対称形を示していなくてはなりません。だったらthat of slaveryと同じ形を探すと、さっきやったa stage of barbarismが見つかります。すると、このthatはa stageの繰り返しを避けたthatだと気がつきます。
奴隷という状態
that of slavery
=a stage of slavery
あとはA, B, and Cに気をつけると、残り2つのA of Bもあぶり出せます。
農奴という状態
that of serfdom
個人的自由という状態
that of individual freedom
ま、これも「所有格のof」と同じで「BのA」と訳出しても上手く行きます。つまり「奴隷の状態」、「農奴の状態」、「個人的自由の状態」で別に悪くはありません。ここまでの和訳をまとめるとこうなります。
【全訳例】
僕らは皆、歴史を研究することで、未開の段階から、奴隷、農奴、そして後の個人的自由の段階に至るまでに、労働者が果たした進歩が分かる。

Post a Comment

Your email is never published nor shared. Required fields are marked *
*
*

*