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AKB47君の憂鬱(13)

<質問>
以下は、2006年度の京都大学・大問Ⅱの英文からの抜粋と、その部分の赤本の和訳です。
 And it was the second prism that revealed the true secret of sunlight, or ‘white.’  It was already known that sunlight could be split into the colours of a rainbow by passing it through a prism.  But earlier investigators believed that the prism itself altered the sunlight in some way as it passed through the glass, so the character of sunlight was changed.
 そして日光、つまり「白色光」の真の秘密を明らかにしたのは、この2番目のプリズムだった。プリズムを通すことによって、日光を虹の色に分けることができることはすでに知られていた。しかし以前の研究者達は、日光がガラスを通過する際に、プリズムそのものが何らかの方法で日光を「変化させる」、つまり日光の性質が変わるのだと思い込んでいた。
僕は「, so」が「, so that」の省略で、「その結果」の意味じゃないかと思って、「日光がガラスを通過する時、プリズムそれ自体が、どうにかして日光を変化させ、その結果日光の性質が変化する」と和訳しました。薮下先生はこの「, so」をどう考えでしょうか。
<回答>
AKB47君!これも全く君の言う通りで、「その結果」の意味の, so thatの省略形です。赤本はコンマだけに注目して、それを「同格」と捉えた様ですが、全くの誤りです。一体、直後の so はどこへ行ってしまったのでしょうね。
受験直前なので、問題を解いていて自分の答案と解答とが違っていると、とっても気になりますよね。そんな子が毎日質問に来るのですが、ほとんどの場合、問題集の解答の方が間違っています。本当にやってられませんよね。あ、今日もこんな質問がありました。問題集は『桐原書店・英文解釈の技術100』で、その中の「70.the+比較級,the+比較級」の演習問題です。
  Thanks to modern machinery, production is outrunning consumption.  Organized waste among consumers is the first condition of our industrial prosperity.  The sooner a consumer throws away the object he has bought and buys another, the better for the producer.
  現代の機械のお陰で、生産が消費を超過している。消費者側が組織的に浪することが現代の産業が繁栄する第1条件だ。消費者が買ったばかりの物をすぐに捨てて、別にもう1つ買えば、それだけ生産者には都合がいいのだ。
この中に出てくるorganizedですが、「組織的に浪費する」とやると何のことだかさっぱり分かりません。大体、「組織的に浪費する」という日本語なんてありませんよ!実は、organizedには「計画的な」の意味があって、前文に「生産が消費を超過している」とあるのを考え合わせると、「消費者が、物がダブついていることを見越して物をどんどん浪費することが、現代の産業が繁栄するための第1条件なのだ」だと想像がつきます

2 Comments

  1. wrote:

    赤本の解説がよくわからないので質問です。

    1999年度 名大 第4問(英作文)

    全国的に、「(1)この夏はセミの声がいつもの年より早く聞かれるそうだ。」アブラゼミを例にとれば、一週間から二十日ほど先行しているという。「(2)おそらく春から続いた異常に高い気温のせいだろう。」

    僕が気になったのは(1)です。
    僕は以下のように英訳しました。

    It seems that we will be able to hear the song of the cicadas earlier than the previous years this summer.

    この中で、模範解答と大きく違ったのが
    「hear the song of the cicadas」です。

    模範解答によると、
    「セミの声」の「声」は訳さなくてよい。hear cicadas sing という訳も思いつくかもしれないが、英語ではセミの鳴き声をsingで表わさない。
    とありました。

    singが使えないとなると、その名詞形のsongも使えないということになると思いますが、
    辞書を引いてみると、
    song→(鳥・虫などの)鳴き声
    sing→(鳥・虫などが)鳴く
    とあります。

    とすると、
    赤本は何を根拠に「英語ではセミの鳴き声をsingで表わさない。」と言っているのか全く分かりません。
    先生、解説お願いします。

    月曜日, 2月 18, 2013 at 12:45 AM | Permalink
  2. wrote:

    Z社長!返信が遅くなってごめんなさい。今朝、赤本を確認しましたが、Z社長の言う通り「英語ではセミの鳴き声をsingでは表さない」と断言してますね!薮下はいつも不思議に思うのですが、この根拠のない自信はいったいどこから来るのでしょうかね?赤本には残念ですが、hear cicadas singの表現はちゃんと普通に使われていますよ!ですから、Z社長のthe song of the cicadasも全く問題ありません。

    赤本の著者も、あれだけ自信満々で断定しているのですから、ちゃんと調べたり聞いたりしたんだとは思うのですが、身近にいるネイティヴに聞いてもダメな場合もあります。国土が狭い日本では夏になると至るところで蝉の声が聞こえますが、だだっ広いアメリカでは、例えば西海岸の方にはセミがいないので、当然セミの鳴き声なんて聞こえません。そんな子に聞いても、正しい答えは返ってはこないでしょうね。

    Z社長!自信を持ってくださいね。

    火曜日, 2月 19, 2013 at 8:34 PM | Permalink

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