Skip to content

森田君の挑戦(42)

<問題>
2005年度・京都大学・Ⅲ(1)
女性が従来学問の世界で十分活躍できなかったのは、男性中心で作られてきた社会に原因があったことは疑う余地はありません。とくにわが国は従来年功序列の社会でありましたので、出産、育児のため女性が休むことは昇進の面で著しく不利でありました。今後は休んだ後の復職を容易にするとともに、復職後業績を上げれば速やかに昇進できる体制を作り上げて行かねばなりません。
<答案>
There is no doubt that women couldn’t be a success in the academic field because society was mainly composed of men.  Furthermore, in Japan, society gave priority to seniority, so if women had a few years off in order to give birth to her child and bring him up, it would cost her her career.  Judging from the above, we should make it easy for these women to return to work easily and create systems that help these women be promoted as soon as they produce good results after restoration.
<読者への挑戦>
赤い部分の英語が間違っています。さて、どうしてそれが間違っているのか、またどうすれば正しい表現になるのかを考えてみてください。
<添削>
あ゛~!赤本がまたやってくれてますね。「出産、育児のために女性が休むことは昇進の面で著しく不利である」を赤本はこう英訳しています。
it has been remarkably disadvantageous for women to get promoted in order to give birth
itは形式主語で、真主語がfor人to~なのだから、このままでは「女性が昇進すること」が女性にとって不利だということになります。そうじゃなくて「子育てのために会社を休むこと」が不利なんでしょ! だから、こうしなくてはいけません。
in terms of promotion, it has been remarkably disadvantageous for women to take leave in order to give birth
 間違いは誰にでもあることです。ならば、なぜ他の人にチェックしてもらわないのでしょうかね?それに、なぜ間違ったままで放置するのでしょうか?まさか、今までこの間違いに気づいていないということはないでしょう。薮下にはそこのところがど~しても理解できません。
あ、森田君!先につまらない話をしてしまってごめんなさい。今日は「男性中心で作られてきた社会」と、「復職後」の2つの表現を勉強しましょう。
①society was mainly dominated by men
森田君が使ったA is composed of Bは「AはBで構成されている」が原義です。ですから、森田君のでは社会の大部分が男性だという意味になってしまいます。この「男性中心で作られ来た社会」というのは、男女の構成割合のことではなく、男性が会社を仕切っていると言いたいわけですから、こうしてやります。
会社は主に男性が女性よりも優位な立場にいて権勢をふ振るってきた。
Society was mainly dominated by men.
②after they come back to work
restorationの原義は「もとの状態や地位に戻ること」です。年月を経て劣化した建物や美術品をもとの状態に戻すときにもこのrestoration(復元・修復)を使います。これを普通は人に使うとはありません。辞書に「復位」とあるのは、英国で王政復古のためにチャールズ2世が復位して治めた期間を指してthe Restorationと言うだけです。だから、ここは簡単にafter they come back to workとしてやります。

Post a Comment

Your email is never published nor shared. Required fields are marked *
*
*

*