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【講義ノート192】無生物主語(5)「連れて行く」

 ■この道を行けば5分で駅に着きます。
This road will take you to the station five minutes.
This road will bring you to the station in five minutes.
This road will get you to the station in five minutes.
This road will leadyou to the station in five minutes.
「連れて行く」の主語に成るのは「」「徒歩」「乗り物」の3つです。だから、上の例文の主語をa few minutes’ walk(数分の徒歩)やa five-minutes bus ride(5分間のバスの乗車)に代えて、in five minutes を消せば文が成り立ちます。そして、英語では「道・徒歩・乗り物が人を場所に連れて行く」と発想します。これを日本語にすると「人は場所にたどり着く」+「道をたどれば、歩けば、乗り物に乗れば」となります。
ここで用いられる動詞はtakebringgetlead の4つです。takeは手を取って人を引っ張って行く感じ、bringは物なら持って行く、人なら連れて行く、getは場所を手に入れさせるのだから、この3つはなんとなく分かります。でも、ちょっと分かりにくいのはleadですが、「リードする」とは、先に立って引っ張ってゆくの意味です。ドラゴンズがジャイアンツを3点リードしているとか、ダンスでは男性が女性をリードするなんて言います。言い換えると、ドラゴンズが3点先行し試合を引っ張ってゆく、男性が女性に先立って踊りを引っ張ってゆくわけです。これが「人をある場所に引っ張ってゆく」に転用されて「連れて行く」の意味が派生したわけです。
「連れて行く」の4つの動詞は基本的にはいつでも使えるのですが、「乗り物+lead+人to場所」と「徒歩+get+人to場所」の2つの場合は例外です。言い換えると、次の様な使い方はあまりしません。
▲バス乗れば5分で駅に着きます。
A five-minute bus ride will lead you to the station.(×
▲5分歩けば駅に着きます。
A five-minute walk will get you to the station.(×
どうしてかというと、leadは「出発点から終着点までずっとつながっている」が原義で、「道」はここから駅までずっと通じているし、「徒歩」も出発点から終着点まで継続して行う行為です。でも、出発点から終着点まで全部つながっている「乗り物」なんてないもんね!そして、使役動詞getは「ある状態を人に手に入れさせる」が原義で、自分が自分自身に何かさせるという意味では使えません。「道」や「乗り物」は自分以外のモノなのですが、「徒歩」は自分で行う行為なので矛盾が生じるのでしょうね。あ、大学入試レベルではこんなコトは問われることはありませんよ!
【第35章 名詞構文・無生物主語】例文=318

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