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【英語の読み方 23】「文末の-ing」

■私は日本を扱っている面白い本を手に入れました。
I bought good books treating Japan.
■僕は歩きながら子供達にキャンディーを手渡した。
I walked along treating the children to candy.
一通りSVOCの文が終わって、文末に登場する-ingを考えます。例文は、同じtreatingでも用法が全く違います。この「文末の-ing」には省略があって、省略なしで書いてくれているなら用法の判別も簡単なのですが、入試問題では省略されるのが普通です。だって、選抜試験だから、読みにくくなければ意味がありませんからね。
・I bought good books [which are] treating Japan.
・I walked along [,] treating the children to candy.
treat には「取り扱う」と「食べ物をごちそうする、手渡す」の2つの意味があります。上の treat は「扱う」、下の treat は「食べ物を手渡す」です。省略を浮き立たせると分かってくるのは、上のingは「現在分詞」で「~している」の意味の飾りを導くのに対して、下のingは「付帯状況分詞構文」で「~しながら」か「~して、そして・・・」の意味で、同時または連続して起こる状況を付け加えているわけです。あ、下の英文を構造に忠実に訳出すると「僕は子供達にキャンディーを渡しながら歩いて行った」となります。ま、どっちでもOKですがね。
英文を読んでいて、いきなり-ing が出てくると、結構ドキッとします。そして、一番困るのが「付帯状況分詞構文のコンマ落ち」です。コンマ ingなら「付帯状況だ!」とすぐに分かるのですが、コンマが省略されているとちょっと戸惑います。その時は、先ず文が一通り終わってSVOCが完結しているかどうかを確認して、「現在分詞で~している」か「分詞構文で~しながら、~してそして・・・」かを当てはめてみてください。
簡単にまとめておきます。 -ingが文末に出てきたら、左側にスラッシュ(/ )を入れて、
・現在分詞で~している
・付帯状況分詞構文で~しながら、~してそして・・・
のどちらなのかを確認する。現在分詞なら左側にある名詞を飾るので、左矢印(←)を書き入れる。付帯状況分詞構文ならコンマ(,)を補ってやる。こんな具合です。
I bought good books ←// treating Japan.
I walked along // ,treating the children to candy.
そう言えば、「英語の読み方」を具体的に書くつもりだったのに、いつのまにか参考書に書いてある学校英文法批判を、まるで参考書のようにダラダラと書いてしまってました。ingが一段落してから、that や to ももう1度「文頭」「文中」「文末」でまとめ直すつもりです。ちょっと待っていてくださいね。

6 Comments

  1. wrote:

    中段 コンマが省略されているとちょっと戸惑います

    I walked along treating the children to candy.

    うまく言えないのですがこれは省略ではなくて、限定用法と非限定用法の違いのような意味を持っているのではありませんか?

    カンマのあるなしは英語では重要な意味を持つので、簡単に省略と受け取りたくはないのですが

    土曜日, 12月 6, 2014 at 8:39 AM | Permalink
  2. wrote:

    言葉は簡単にできています。でないと使いにくくって仕方がありません。コンマをつけるかどうかは、ほとんど著者のスタイル(書き方)の問題で、文法的な重要性を言うのは言葉を標本として見ている学者先生たちだけです。

    土曜日, 12月 6, 2014 at 10:33 AM | Permalink
  3. wrote:

    ありがとうございます

    話がずれるかもしれませんが、
    言葉をどこで切るか、句読方は大切だと思うのです
    日本語でも点の打ち方で印象も読みやすさも違ってきます

    土曜日, 12月 6, 2014 at 8:50 PM | Permalink
  4. wrote:

    コンマの有無はとても重要で、ご指摘のように、関係代名詞の直前のコンマの有無は、全体の意味自体に影響を与えます。でも、コンマは「区切る」か「結ぶ」かのどちらかなので、著者が自分の好みで結構いい加減に使っているのも事実です。こうなると、文の文法的な正誤ではなくて、文の読みやすさの問題になってきます。いい加減にコンマを使ってる文は「悪文」なわけで、日本の大学はこういう「悪文」を探してきては自慢げに出題します。

    日曜日, 12月 7, 2014 at 8:53 AM | Permalink
  5. wrote:

    初めまして。ふと解釈の勉強をしていて困っていたらここにたどり着きました。

    文末型の分詞構文を勉強していると
    SV, doing S’V’
    ①SVだ、そして~だ。(結果)
    ②~しならがら、SVだ。(付帯状況)
    とよく説明されています。

    ただ、実際文を読んでいると困ったことがいくつか出てきました。
    ①結果とも、付帯状況ともいえない、ただ単に分詞のように修飾している訳を全訳を見ると書いてあります。ただ、英文の構造把握の解説には分詞構文と書いてあるので、なんでなんだろう?と疑問に思ってます。
    ②世の中的に言う「結果」用法の時に
    SVの主節の部分が、目的→結果ととった方がいいのではないか?原因→結果ととった方がいいのではないか?と思うのですが、どの解説を見ても書いてないのです。自分の考えは間違ってますか?

    水曜日, 9月 23, 2020 at 11:42 PM | Permalink
  6. wrote:

    帆乃さん!返信が遅くなってごめんなさい。
    これは君の言うとおりで、いつも「原因→結果」の展開になるとは限りません。例えば藪下研究室の「車戸君からの質問(10)その5」でも書いたように、「言いたい核心→その付加的な説明」という展開も可能です。あ、これは用語の問題なのですが、「結果」と言うよりも「連続」と考えた方が分かりやすいと思います。AということとBということが連続して起こるわけです。逆にいうと、AがBの原因である必要はないのです。僕らは英語を解説するための言葉(文法用語)にずいぶん振り回されているような気がします。もし時間があれば、薮下研究室の検索窓で「付帯状況分詞構文」のキーワードで検索してみてください。参考書の説明が間違っている例がたくさん出てきます。

    月曜日, 9月 28, 2020 at 9:03 AM | Permalink

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