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悪魔の語法(動詞編49)「どちら様ですか?」

■「もしもし、ジョンはいますか」「僕がジョンですが、どちら様ですか?」
“Hello.  May I speak to John, please?”  “This is John speaking.  May I ask who’s calling?”
この call は「電話をかける」です。だから、例文は「誰が電話をかけているのか教えろ」が原義です。じゃあ、次の call はどうでしょうか?
■これは何て言うの?
What do you call it [that]?
■これは英語で何て言うの?
What do you call it [that] in English?
モノの名前を聞くときにもcallを使います。もう少し丁寧に言うと、What do you call the thing you use to sweep the floor?(床を掃くときに使うモノは何て言いますか?)などとなります。当然、英語で何て言うのかにも使えます。あ、くれぐれもHow do you call it?と言わないようにしてくださいね。「どう呼ぶの?」って一見すると正しいように思えるのですが、how はあくまでも「やり方・方法」ですから「大声で」とか「ささやいて」を尋ねることになります。
■僕を「医者」と呼ばないでください。
Don’t call me doctor.
■僕に医者を呼ばないでください。
Don’t call me a doctor.
「呼ぶ+誰に+何を」(SVOO)と「呼ぶl+何を+どの様に」(SVOC)をちゃんと区別すること!「まだ研修医だから、僕のことをdoctorと呼ばないで!」と言っているのが上、「僕は病気じゃないので、医者を連れてこないで」と言っているのが下。冠詞aがあるかないかでこれだけ意味が違います。無冠詞のdoctorは職業上の名称で、「先生!」と呼びかけるときにも使えます。一方、冠詞aが付くと「1人の医者」を表します。ま、こんな面倒な問題は出ないだろうけどね!
それでは、類題を解いて見ましょう。
What do you (   ) this kind of circuit in English?【③】日本工業大
①speak・・・・②tell
③call・・・・・・④talk
■この種の回路を英語では何て言うの?
“Hello. May I speak to John, please?”  【④】宮崎大
“This is John speaking.  May I ask who’s (    )?”
①speaking・・・・②saying
③talking・・・・・④calling
■「こんにちは。ジョンをおねがいします」「僕がジョンですが、どちら様ですか?」
彼は私のしていることを仕事だというのです。【電機通信大】
He ( work / do / what / calls / I ).
→He calls what I do work.
Will you call me a doctor?
=Will you call a doctor (for) me?
■医者を呼んでもらえませんか?

6 Comments

  1. wrote:

    悪魔の語法48、51、52はいつ
    載せてもらえますか?

    金曜日, 12月 2, 2011 at 8:56 PM | Permalink
  2. wrote:

    ありゃ?numberingを間違えてますね!早速、修正しておきます。ありがとう。

    金曜日, 12月 2, 2011 at 9:04 PM | Permalink
  3. wrote:

    すいません。
    勘違いしてました。

    土曜日, 12月 3, 2011 at 10:14 PM | Permalink
  4. wrote:

    ナンバーを修正して、悪魔の語法第50講を更新しておきました。あれ?委員長。何を謝っているのですか?委員長のご指摘通りでしたよ。

    日曜日, 12月 4, 2011 at 2:03 PM | Permalink
  5. wrote:

    はじめましてこんにちは。
    この場合は、Don’t call me a genius.
    「天才と呼ばないで」という意味は理解できますが、

    ■僕を「医者」と呼ばないでください。
    Don’t call me doctor.
    ■僕に医者を呼ばないでください。
    Don’t call me a doctor.

    との違いをどのように説明したらよいのでしょうか?ふと疑問に思いました・・・・ 

    よろしくお願いします。

    金曜日, 5月 8, 2015 at 11:54 AM | Permalink
  6. wrote:

    mogumaguさん!初投稿を歓迎します。この例文は、冠詞の有無で意味が違うことを強調した極端な例文です。その意味で、ちょっと現実離れしています。ご指摘の通り、「天才」は呼称や肩書き(title)ではありませんから、a geniusの様に冠詞が必要です。一方、doctorはtitleとして使えるので、文法的には無冠詞・単数形が可能です。でも、これはあくまでも例文として存在しています。現実の世界では、9割以上の人がaを付けるでしょうね。こんな具合です。
    ⊿僕を医者と呼ばないでください。まだ医学生ですから。
    Don’t call me a doctor because I am still in medical school.

    あるいは、「呼称」や「肩書き」であれば、普通は大文字にします。こんな具合です。
    ⊿人は彼を「ドクター・ルージュ」と呼ぶ。
    They call him Doctor Rouge.

    ですから、Don’t call me doctor.という英文は、文法的には正しいのですが、現実には使われない「偽文」です。職業上こういう実験的な英文をたくさんねつ造することをどうかお許しくださいませ。

    土曜日, 5月 9, 2015 at 10:12 AM | Permalink

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