「役に立つ」ということ

SYNODOSというサイトに科学史家である隠岐さや香氏のインタビュー記事がある。「思想の歴史」や「制度の歴史」「文化の歴史」の話も面白いのだが,2ページ目の「『役に立つ』ってどういうこと?」の章は高校生にも読んでほしい。日本語の「役に立つ」は個人の実利になるかを表すことが多いが,ラテン語の「utilitas」には共同体のためという概念が入ること。日本では今でも西洋に追いつくために「科学」を「役に立つ」ものとして取り入れてきた19世紀の考えをひきずっていること。

「○○って何の役にたつんですか」は,やらないための言い訳が欲しくて言ってることも多いのだけど,今の自分が考えついたりイメージできたりする程度の「役に立つ」なんて大したものじゃなかったりする。

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